舞踊評論家が日々思うこと


by mitsuko-t-sakurai

オフ

フリーで仕事をしていると、
オフとオンの区切りがなかなかつかない。
休みは自分で決めないと取れない。
でも、フリー稼業でオフを取るというのは、
なかなか勇気がいることで・・
だから、いままでは、海外舞踊取材の前後に1日2日、フリーの時間を取っていた。
または取材中の空き時間を毎日有効利用していた。
国際コンクールで行ったヴァルナ(ブルガリア)では黒海で、ジャクソン(USA)ではホテルのプールで泳いでいた。
ヴァルナではエステにも行っていました。
しかし、海外出張をあまりしなくなったこのごろは、そんな密かな楽しみもなく・・・。

考えてみたら2年ほど、オフは取っていなかった。
夫も同じ状態だったので、思い切ってオフしました。
6月1日から5日までの5日間。
5日というのは何とも中途半端で。
ヨーロッパに行きたかったが、渡航時間や時差を考えるとなんか無駄が多いと思えて。。
じゃあアジア!念願のアンコールワット!にほぼ決めていたが、雨季なのでかなり大変ということがわかり。。
で、旅行社の薦めでバリ島にしました。

いわゆるリゾート地に行くのは、25年ぐらい前に行ったセブ島やバハマ以来。
そのどちらの地でも、現地の人の生活があまり感じられなかったので、リゾート地には興味なかったのだが、今回は時間もなく旅行社の薦めに素直に従ってみた。
バリ島は、海でも山でも遊べる。
でも、今回は「山」だけにした。
ダイビングもパラ・セーリングも25年前に十分楽しんだから、というより、今回のオフは、とにかく、ゆっくり、ボーっとしたかったから。
で、滞在は、バリ島中部のウブドだけにした。
バリ芸術と自然の宝庫、というので。
ホテルは渓谷に立つクプクプ・バロン。

細かいことは、おいおい書くとして。
結果的に、今回、バリ島にして大成功だった。

ちょうどヒンズー教のお祭り(お盆?)時期だったらしく、
空港に到着し、ウブドまで車で移動している最中に、獅子舞に遭遇。
(観光用の)ケチャダンスを見に訪れたウルワット寺院でも、
地元の子供たちの奉納舞(?)を鑑賞できた。
様々なバリ・ダンスをみたが、最も素晴らしかったのが、この子供たちのダンス。
善と悪を描いたバロン・ダンスの、おそらく導入部で、子供たちがマスクをつけて踊る。
その中の主役級の少年の、動きのキレの良さ、しなやかさ、リズム感の素晴らしさ!
そのことに気が付いたのは、実は夫が先。
だてにソウル国際コンクール民族舞踊部門審査員をつとめていないなと思った次第。
ずっとそのダンスを見ていたかったけれど、ケチャダンスが始まりそうだったので泣く泣く中座しました。

仕事を忘れてオフにするぞ!旅行でしたが、
やはり日本舞踊家と舞踊のモノ書きが一緒にいると、ついついダンスを見てしまうのでした。
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by mitsuko-t-sakurai | 2010-06-09 12:18