舞踊評論家が日々思うこと


by mitsuko-t-sakurai

トゥーランドット

昨日はNHKホールで
マリインスキーオペラのトゥーランドット。

月曜日、素晴らしかった「トロイアの人々」の終演後は、
雪が積もって、吹雪いていた。
新雪をキュッキュッと踏みながら、
ロシアにいるみたい、と、余韻に浸って帰った。

昨日は開演前から強風!
ゆっくり進む電車のなかで、
イライラしながらも、
今日のオペラも凄いかも、と大期待!

その通りだった。
トゥーランドットは、いままでに聴く機会が最も多かった作品。
その迫力や、有名な歌の数々は気に入ってはいたけれど、
あのストーリーは、別に~という感覚だった。

しかし昨日は、ストーリーにも引きずり込まれた。
全て私の中ではネタバレなのに、ワクワクどきどき。
文字通り、愛に殉死するリューのアリアには
涙がこぼれた。その後のカラフの老父の歌にも。
ストーリーそのものは、やはり、別に~なのだけど、
音楽が、ストーリーの崇高さを際立たせて、
文学的、哲学的な深みを見せてくれた。
ゲルギエフが凄いのか、歌手が凄いのか、
ま、どちらもなのでしょうね。

リュー役はヒブラ・ゲルズマーワ
トロイアの人々の
ディドン役エカテリーナ・セメンチュク
ほかにも忘れられない歌手はいっぱいいますが、
この二人は最も印象に残っています。

トゥーランドットは、今日も明日もNHKホールで。
聴くべきです。
[PR]
by mitsuko-t-sakurai | 2011-02-19 10:02