舞踊評論家が日々思うこと


by mitsuko-t-sakurai

にし・ひがし

21日に神戸でKバレエの公演があったので、
地震以来初めて電車にのって遠出。
(Kバレエは素晴らしかったです。
「真夏の夜の夢」のパックを踊った熊川氏が特に。
後日、なにかの媒体に書くと思います)

薄暗い東京駅に戸惑いながら新幹線へ。
いつもは乗車と同時に寝ちゃうのですが、
もしも余震が起こったら、と少々不安で眠れなかった。

お昼ごろ、新神戸へ。
お天気は悪かったけど、なんか明るい。
地下鉄に乗る前に、外へ出て深呼吸。
戸外で深呼吸なんて久しぶりなような気がした。

翌日に帰るつもりだったけど、ずるずる一日延ばし。
知人の話では、東京に夫を残し大阪に帰省している人は
多いみたい。気持ちは凄くわかる。
洗濯物がはためく、何気ない光景が、ものすごく幸福に見えてくる。
大阪の空気が美味しいなんて思えたのは初めてかも。

昨日の午後の新幹線で東京へ。
京都から乗車してきた家族連れの荷物から、
葉物野菜がのぞいていました。

東京駅はやはり薄暗かった。

案内表示が見えにくいので不安。
気をつけてみると、
東京駅は、駅内の案内表示の多くが、電光掲示板というのか、
それ自体が照明。
最近の内装工事で、電気看板(というのか?)だらけに
なってしまったみたい。
普通の看板にしておいたら、少々照明を落としても
不便さはないのにな。。
と、思いながら、山手線へ乗り換え。
えー!!!エスカレーターも節電で止まっていた。
私は日ごろから節電のため、ではなく、諸々の理由から
階段を使用するが、お年寄りや、重い荷物を持つ人には、
エスカレーターは必要でしょう・・・。東京駅なのですし。

抜本的な「節電」を、考えないといけないんでしょうね。
自然光を取り入れるとかも含めて。

フランス人を日本のレストランに連れて行くと、
「明るい」という。「明るすぎる」と嫌な顔でいう。
ロシア人はお客さんがくると電気を消す。
明るいのが良い、というのは日本の文化?
というと夫が、「いや、日本だって、あんどんで十分だったのだから」と。

ビックリするほど明るい国を見たのは、
10年以上前、機上からみたドバイ。
トランジットで降り立ったドバイ空港も、
信じられない大きさのシャンデリアが輝いていた。
一瞬は綺麗と思ったけど、その後、
ドバイのエアコンには、オフのスイッチがない、
というウソかマコトかわからない話をきき、
さもありなんと、思った。
明るさは富の象徴・・という考えはあまりにも原始的。

原発を今、急になくすことは出来ないと思うけれど、
日本全体が抜本的に節電したら、
これ以上原発を増やす必要はなくなり、
減らす方向に向かえるのかな、と思う。
大阪の明るさが、節電モードの私には違和感を抱かせた。

東京と大阪、遠いと思ったことはないけれど、
いまは別世界。
そう、TVだけで見る被災地は、想像をはるかに越えているのだろう。

ご冥福をお祈りし、心からお見舞い申し上げます。
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by mitsuko-t-sakurai | 2011-03-24 18:44