舞踊評論家が日々思うこと


by mitsuko-t-sakurai

<   2011年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

日本舞踊

オペラ三昧のあと、
2月19,20日は、日本舞踊三昧。
日本舞踊協会の公演だった。
といっても19日は、
国立劇場→新国立劇場→ゆうぽうと
新国立劇場で研修所の発表会を見て、
ゆうぽうとでバレエ。
色々、思うこと、ありました。
公平な目で見て、
日本舞踊はもっと一般的になるべきですね。
バレエより日本舞踊向きのダンサーはいっぱいいる。
日本舞踊だったらもっと綺麗に見えるのに、
と思うダンサーは本当に多い。
日本人なのだから当たり前ですよね。

でも
バレリーナになりたいっていう少女は星の数ほどいるけど、
日本舞踊家になたいって少女は・・
というより、
日本舞踊家という存在を知っている少女、いや、
日本人は一体、何人ぐらいいるんでしょうねぇ。
ま、私自身も日本舞踊家と結婚するまでは、
日本舞踊には全く興味なかったので
えらそうなことは言えませんが。

いや、だからこそ、
こんな素敵な芸術が日本にあるのに、
それがほとんど知られていない、
ってことを勿体ない、
と思えるのかもしれません。

私で出来ることは何だろう・・・
と考えるこのごろ。
何かが出来るとして、
何かをするためにも、
バレエの仕事を頑張らなくては!
と思うのであります。
[PR]
by mitsuko-t-sakurai | 2011-02-23 21:12

トゥーランドット

昨日はNHKホールで
マリインスキーオペラのトゥーランドット。

月曜日、素晴らしかった「トロイアの人々」の終演後は、
雪が積もって、吹雪いていた。
新雪をキュッキュッと踏みながら、
ロシアにいるみたい、と、余韻に浸って帰った。

昨日は開演前から強風!
ゆっくり進む電車のなかで、
イライラしながらも、
今日のオペラも凄いかも、と大期待!

その通りだった。
トゥーランドットは、いままでに聴く機会が最も多かった作品。
その迫力や、有名な歌の数々は気に入ってはいたけれど、
あのストーリーは、別に~という感覚だった。

しかし昨日は、ストーリーにも引きずり込まれた。
全て私の中ではネタバレなのに、ワクワクどきどき。
文字通り、愛に殉死するリューのアリアには
涙がこぼれた。その後のカラフの老父の歌にも。
ストーリーそのものは、やはり、別に~なのだけど、
音楽が、ストーリーの崇高さを際立たせて、
文学的、哲学的な深みを見せてくれた。
ゲルギエフが凄いのか、歌手が凄いのか、
ま、どちらもなのでしょうね。

リュー役はヒブラ・ゲルズマーワ
トロイアの人々の
ディドン役エカテリーナ・セメンチュク
ほかにも忘れられない歌手はいっぱいいますが、
この二人は最も印象に残っています。

トゥーランドットは、今日も明日もNHKホールで。
聴くべきです。
[PR]
by mitsuko-t-sakurai | 2011-02-19 10:02

マリインスキーオペラ

昨晩はサントリーホールへ。
マリインスキーオペラの「トロイアの人々」
全曲は日本初演、6時半開演で終わったのは10時半。
4時間も、集中力は持つのかなと
正直自信はなかったが、杞憂に終わった。
濃密な4時間だった。

コンサート形式だけど、
神話と人間界がごちゃまぜになった世界が、
そこに見えるよう。
いや、舞台美術も舞台衣装も照明もない、
舞台空間だったからこそ、
一層不思議な世界が見えたのかもしれない。

正直言って、話の筋はあまりわかっていないし、
字幕もキチンと読んでいないので、
ドラマはいい加減にしか理解していないのですが・・
愛情、悲しみ、憎しみ、勇気など、
登場人物たちの心の訴えは、言葉ではなく、
音楽を通してストレートに伝わり、
合唱に身体の芯が揺さぶられ・・・

指揮者ゲルギエフの動きの美しいこと、
指先の動きの繊細なこと。

数年前、初ゲルギエフ体験(マーラー9番でした)で、
わけもなく涙が溢れて(初プリセツカヤ以来の体験でした)、
それからゲルギエフは、私にとっては特別な芸術家。

不思議なのです。
その音楽は、どこまでも透き通ってて軽やかで、
キラキラと輝くよう、
でも、ものすごく重厚なのです。

オペラはいいですよ。
身体中で音楽を堪能することができる。
刺激的な森林浴というか、
新手の酸素カプセルというか。

ゲルギエフ指揮マリインスキーオペラ、
20日までです。
[PR]
by mitsuko-t-sakurai | 2011-02-15 12:07

昨晩、きれいに輝いていたスカイツリー。
でも今朝は、影もカタチもなく・・・。
そう、雨の日や雪の日には消えてしまう。
手前のビルは消えることなどないので、
それは不思議な光景。
雨雲が意外にも低いのか、
スカイツリーはやっぱり高いのか・・・。
[PR]
by mitsuko-t-sakurai | 2011-02-11 16:49