舞踊評論家が日々思うこと


by mitsuko-t-sakurai

観劇記録

*観劇記録(いつの間にか2月になってしまったので、取りあえず1月中で、まだ記録していなかった分)l

・1月23日、ドレスデン歌劇場バレエ団の俊英たち。
 ドレスデンは、康村和恵さんが在籍していたころに現地取材したが、
 そのころからは、芸術監督も代わり、ずいぶんレパートリーにも変化が。
 レニングラード国立バレエに在籍していたギリョーワを発見!
 レニングラード国立バレエ入団時には随分期待していたのに
 すぐにいなくなってしまい残念だったが、
 イキイキ踊っているのを見てなんだか安心。

・1月24日、谷バレエ団『ドン・キホーテ』。
 *この公演は、雑誌媒体に寄稿します。

・1月29日、日本バレエ協会のヤング・バレエ・フェスティバル。
 毎回上演されている『卒業記念舞踏会』が、やはり最も見ごたえがあった。
 よく出来た作品は、何度見ても飽きることはない。
 音楽をよく生かした振付、他愛ないドラマもほのぼのとしていて良い。
 老将軍役の法村牧緒氏が上品で、ほどよくコミカル。舞台を引き締めていた。

・1月30日、日本バレエ協会関西支部『韃靼人の踊り』『ジゼル』。
 *日経新聞関西版に掲載済み。

・1月31日、北山大西バレエ団公演。
 *寄稿予定あり。
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# by mitsuko-t-sakurai | 2010-02-16 00:01

公私混同

昨日、夫の稽古を見学させてもらった。
19日の本番のため、
衣裳もつけ、化粧もほどこしての、本格的な稽古。

場所は赤坂会館。通称、赤坂の見番~けんばん~。
見番も、私にとっては結婚して、初めて接した言葉であり場所だ。

夫が19日に踊るのは、「関の扉(下)」。
物語は複雑。でも、舞台で行われるのは、
太夫に化けた桜の精と、
関守に化けた謀反人が、
最初はだましあうが、最後には本性をどちらも表し、激しく戦う、という踊り&芝居。
桜の精、と聞くと、私の頭に浮かぶのは、
チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」に登場するような
チャーミングで善良な妖精。
だが、『関の扉』の桜の精は、タイプが全く異なる。
太夫の姿のときは妖艶で、ただし本性は、かなり怖い。

今回、この役を演じるのは、水木佑歌さん。
初めてお会いしたとき、「大和なでしこ」とはこの人のこと、と思った。
場所がロシアだったので、ロシア人男性とともに、キモノ姿の彼女に、見入った。
とにかく美しい女性。
踊りも素敵。動きが素直で、身体のライン(日本舞踊だと衣裳がだぶっとしているので、
身体のラインなんて見えないと思ってた。でも、日本舞踊家のラインは見えるんです。
あ、もしかしたら、ラインを感じさせるのは、レベルの高い日本舞踊家だけかもしれない)
も美しい。
素顔の佑歌さんも、とても女性らしい。
でも、お話すると、かなり、嬉しくなるほど男性的!
失礼!!!
でも、世界のプリマも、みんなすごく女性らしく見えるけど、中身は男性?という方ばかり。
だから、日本舞踊家もそうなのかなと思った次第。でないと、プリマは務まらないんです。きっと。
で、その、佑歌さんの、楚々とした女性の部分と、男性的なところが、
この「桜の精」では、どちらも活きるはず。
本番(19日、国立劇場大劇場。日本舞踊協会公演。時間は2時ごろかららしいですが不明)が、かなり楽しみ。
あ、夫も頑張っているようです(詳しくは彼のブログをご参照。http://rankoh.exblog.jp/)。
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# by mitsuko-t-sakurai | 2010-02-03 21:36

にしひがし

生まれも育ちも大阪市内。
東京に住む事はないと思っていた。
仕事では東京に来ていたけれど、住みたいと思ったことはなかった。
でも、人生何があるかわからない。
江戸っ子の日本舞踊家と結婚、
東京に滞在することが多くなった。
ただし、いまも実家(&住民票)は大阪市内。

土曜日に2ヶ月ぶりに大阪に戻った。
で、昨日、東京に戻ってきた。
どちらも「戻る」という感覚なのです。
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# by mitsuko-t-sakurai | 2010-02-02 14:35

インタビュー

評論、解説、レポートなど色んな「書く仕事」をしているけれど、
じつは最も好きなのはインタビュー。
本来、人間好きなのです、といえば聞こえはよいが、
いわゆる「聞きたがり」なのです。
その人が、どう考えて生きているのか、
どう思ってこの道に進んだのか、を聞くのが好き。
ただし、いくら有名人でも全く知らない人へのインタビューはできない。
その人への興味が持てないし、第一、失礼なように思うから。。。
しかし、知っている人でも、だからインタビューはしたくないよぅ、というケースもある。
何となく、苦手な人、どうせ私が質問しても、通り一遍の答えしか言ってくれそうにない人、そんな人へのインタビューは、なんとなく避ける。

先日インタビューした人は、超有名人。大スター。
15年ほど前にインタビューしたことがあり、そのときになんかすごく怖かったので、それ以来はインタビューはしていなかった。
今回の仕事も、お断りしようかと思っていたほど。
でも、ダンサーとしては尊敬する人ではあったし、折角、いただいた仕事を断るというのも・・・と悩み、結局引き受けた。
受けて良かった。とても話は面白く、有意義な時間を過ごさせていただいた。
その方は、とても成熟されていた。いい年齢の取り方をされているというか。。。
インタビューという場を忘れるほどに会話は楽しかった。

人と話をするのは楽しいが、それを原稿にまとめるのは重労働。
その人物をどのように描くのか、それを考え、私なりにまとめていく作業も好きなのだが、大変な仕事では、ある。
ていねいに原稿を書きたいので、今日は、録音しておいたインタビューを全て文字にした。
少し時間があるので、練ってから原稿を書く。
練っている間は、その人が私の両肩に乗っている感じ。正直、重い。
でも、どんな風にまとまるのか、少しだけワクワクもしている。
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# by mitsuko-t-sakurai | 2010-01-25 23:19

続・あっという間

1月17日は、レニングラード国立バレエの『眠りの森の美女』。
シャスタコワのオーロラ姫が素晴らしかった。
一幕ごとの違いはくっきり、可憐な少女が、プリンセスの自覚を持ち、3幕の花嫁姿は美しいとともに、これでこの国も安泰だ、と思わせるほどの堂々の姫君ぶり(それに引き換え、王を演じた男性ダンサーのひどいこと)。
18日は、H・アール・カオスの稽古場へ。30日の東京文化会館での公演をどうしても見ることができないのでリハーサルを見せてもらった。白河直子さんはスゴイ。必見です。
19日は、一日中面接官。最もしんどい仕事の一つ。6時ごろに帰宅してからいくつチョコレートを食べただろう。
20日はジャパン・アーツの新年会。同業者との雑談は楽しい。ホテル・オークラへの道のりは遠かったけど。
帰りに知人の会社を発見。突然訪問するも、歓迎してくれた。一度帰って、夜は、新国立劇場で『白鳥の湖』。
山本隆之の王子、福岡雄大のパ・ド・トロワ、福田圭吾の道化、西川貴子の王妃と、大阪人ばかりの嬉しいキャスティング。感慨深かった。
21日は、色々のメンテナンス。
で、今日は、再び、資料を熟読の一日。ああ。
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# by mitsuko-t-sakurai | 2010-01-22 15:05